2014-05-26 似鳥鶏『迫りくる自分』(光文社)レビュー 作者名ナ行 迫りくる自分作者: 似鳥鶏出版社/メーカー: 光文社発売日: 2014/02/19メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (7件) を見る ドッペルゲンガー的ホラーと逃走劇の合わせ技で、読者をいつの間にか“あり得ない”方向性へ導くサスペンスフルなプロットと語り口は、作者への期待を満足させて余りある。サプライズ狙いというより、日常への帰還というクライマックスをどう演出するかに力点がかかっている。