2015-04-09 河合莞爾『粗忽長屋の殺人(ひとごろし) 』(光文社)レビュー 作者名カ行 粗忽長屋の殺人(ひとごろし)作者: 河合莞爾出版社/メーカー: 光文社発売日: 2015/02/18メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を見る 作者の新境地、というより、手数を示してきた感があるが、こちらの期待した方向性とはやや違った。でも、愉しく読んだことは確かで、本格的ベストはやはり表題作。作者の持つ奇想系の部分と人情話の落ち着きの良さを追求するには、こういったフォーマットがいいのかな。というより、作者はもしかしたら都筑道夫系の人かもと、ふと思ったり。