2015年3月版



あれ、パレツキーの新作は、ファン以外にも訴求すると思うけれども、あんまり話題になってないなー。テーマは超重量級だぜ。アメリカにおける政治的なものと徹底的に対決する姿勢の猛々しさに拍手。フランシスも、息子の意地を見せて、親父のとは一線を画した小説世界を構築した。サスペンスの構築性を前面に立てた作風は堅持してほしい。ペリーもグリシャムも面白かった、けれども今月は『告白』推しさ。作者の法制度に対する達観した意識が伝わってくるようで、異質な手触りがある。


★★★★★…………面白い!
★★★★…………読み応えあり。
★★★…………一応、満足。


セプテンバー・ラプソディ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

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★★★★


強襲 (新・競馬シリーズ)

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★★★★


ノア・P・シングルトンの告白 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

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★★★★