- 作者: 広川純
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/06
- メディア: 単行本
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (18件) を見る
ミステリアス | 6 |
アクロバット | 7 |
サスペンス | 6 |
アレゴリカル | 7 |
インプレッション | 7 |
トータル | 33 |
---|
基本的には人情噺で、展開は非常に手堅い。定年間近の老調査員の巡礼先の人間の造型がしっかりしていて、飽かせない。ただ、もうちょっとミステリアスな演出を施して欲しかったなあ。結末の調査報告書部分は、エピローグ場面の手前に持っていくべき。作者には、横山秀夫というよりも、小杉健治の路線をめざしてほしいな。