丸岡大介『カメレオン狂のための戦争学習帳』(講談社)レビュー

カメレオン狂のための戦争学習帳

カメレオン狂のための戦争学習帳



 ゼロ年代のありうべき政治闘争を小説上で再現させたもの、もしくはフリ。これを、適度な改行を用いて描くと、エンタメになるのか、はたまたミステリになるのか。それより、この作品映像向き、と評するのは、饒舌文体の小説に対して失礼にあたるのかしらん。