2014年9月版



 全部五つ星。マクロイのは、ニーチェハイデガーを殺すような小説だったね。びっくり。『アレックス』は、今年のド本命だろう。こういう小説は、展開が荒っぽくなくてはイカンのです。ザッツ・スリラー。ケインのは、信頼できぬ語り手テーマを、実はさらに逆手に取っているのだ。“わたし”にとって、真実とは、ナラティブそれ自体である、ということ。
  

★★★★★…………面白い!
★★★★…………読み応えあり。
★★★…………一応、満足。


逃げる幻 (創元推理文庫)

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★★★★★


その女アレックス (文春文庫)

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★★★★★


カクテル・ウェイトレス (新潮文庫)

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★★★★★