2020-01-01から1年間の記事一覧

都知事さんって

女帝 小池百合子作者:石井 妙子発売日: 2020/05/29メディア: 単行本 まあ青島幸男以降、ロクなのがなってない。大阪を笑えないよね。まあ、今回の都知事選は投票率低くなるだろうって思うが。なんだかねえ。胡散臭いのがワル目立ちするのはなんとかならんか。

下村敦史『絶声』(集英社)レビュー

絶声作者:下村 敦史発売日: 2019/08/05メディア: 単行本<br> やられたーホームランって感じだ。主人公の相続コンゲームの押しかけバディとなる借金取りは最初から出した方がいいし、そもそもブログという装置は必要なのかとも思うけれど、数ある不満も単純明快な…

エビスさんって

僕はこうして生きてきた ―NO GAMBLE,NO LIFE.作者:蛭子 能収発売日: 2016/03/10メディア: 単行本(ソフトカバー) 賭けマン検事長の点ピンレートのせいで、過去のタイホの事例が引き合いに出されるエビスさんってかわいそすぎるわけで。20年前の話なのに。…

『鬼滅の刃』って

鬼滅の刃 23巻 フィギュア付き同梱版 (ジャンプコミックス)作者:吾峠 呼世晴発売日: 2020/12/04メディア: コミック 完結させてよかったよかった。人気があるからと言って、いつまでもずるずる続けるのは、作者も読者も出版社も、精神衛生に悪いですよ。

『変なおじさん』って

変なおじさん 完全版 (新潮文庫)作者:けん, 志村発売日: 2002/09/30メディア: 文庫 週刊文春の小林信彦のコラム読んだら、あれはやっぱり変質者みたいなことが書かれてて、ちょっと失笑。んでも、小林信彦ってあんまり志村のギャグセンスって認めてなさそう…

『究極超人あーる』って

究極超人あ~る(1) (少年サンデーコミックス)作者:ゆうきまさみ発売日: 2012/12/07メディア: Kindle版 久しぶりに読み直すヒマぶり。80年代学園アナーキー的雰囲気が充満していてステキなことといったら。

『ノーガンズライフ』って

ノー・ガンズ・ライフ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)作者:カラスマタスク発売日: 2015/03/19メディア: Kindle版 なかなか2期のオンエアーが、ままならない。このまま1期の再放送でもいいけれどもな。原作読んでひま潰すかね。

『推しが武道館いってくれたら死ぬ 』って

【Amazon.co.jp限定】「推しが武道館いってくれたら死ぬ」Blu-ray Vol.1(Vol.1&2連動購入特典「ドラマCD」引換デジタルシリアルコード付)(早期予約購入特典「ポストカード3枚セット」付)発売日: 2020/03/18メディア: Blu-ray ラブライブとかゾンビランドサガ…

岡本裕一朗 『哲学の世界へようこそ。: 答えのない時代を生きるための思考法』(ポプラ社)レビュー

哲学の世界へようこそ。: 答えのない時代を生きるための思考法作者:裕一朗, 岡本発売日: 2019/11/14メディア: 単行本 高校生・大学生用のテキストという扱いであれば、こんなものかなあ、とも思うけれども。最初のコピペの話でアタマにでっかく「❔」の文字が…

『100日後に死ぬワニ 』って

100日後に死ぬワニ (ゲッサン少年サンデーコミックス)作者:きくち ゆうき発売日: 2020/04/08メディア: コミック やっぱり新型コロナ禍からの現実逃避なんでしょうかね。ていうかシャレになっとらん感じでしょ、やっぱり。

竹本健治『狐火の辻』(KADOKAWA)レビュー

狐火の辻作者:竹本 健治発売日: 2020/01/31メディア: 単行本 いやあほんとにいいですわあ。かなり不気味な話なのに、サスペンスで盛り上げるというより、茫漠とした五里霧中な空気感を醸し出して、読者を引っ張っていく。熟練の語り口なんだが、なんだか綿菓…

森谷明子『涼子点景1964』(双葉社)レビュー

涼子点景1964作者:森谷 明子発売日: 2020/01/21メディア: 単行本(ソフトカバー) ヒロインが一種の道化役となるような短編連作かと思いきや、物語の構成にギミックを仕掛けるというのでなく、当時の階級社会の齟齬と蹉跌を、真正面から描きたかったのだなあ…

『週刊文春 3月26日号』(文藝春秋)

週刊文春 2020年 3/26 号 [雑誌]発売日: 2020/03/18メディア: 雑誌 もうほんとに、やるせない。遺書のスクープ。深い憤りとともに、黙祷を捧ぐ。

青柳碧人『むかしむかしあるところに、死体がありました。』(双葉社)レビュー

むかしむかしあるところに、死体がありました。作者:青柳 碧人発売日: 2019/04/17メディア: 単行本(ソフトカバー) そりゃ面白く詠みましたけれども、紀伊国屋書店方面は大丈夫なのか(笑)。まあSFミステリっぽくなるよね、という期待通りの一寸法師と浦島…

石持浅海『殺し屋、続けてます。』(文藝春秋)レビュー

殺し屋、続けてます。作者:浅海, 石持発売日: 2019/10/23メディア: 単行本 ライバルの殺し屋が出てくるのには、どうにもトボけたニュアンスが出てきてるような気がするけれども。シチュエーションにツイストを利かせたのが都筑道夫っぽくなってる「死者を殺…

永江朗『私は本屋が好きでした──あふれるヘイト本、つくって売るまでの舞台裏』(太郎次郎社エディタス )レビュー

私は本屋が好きでした──あふれるヘイト本、つくって売るまでの舞台裏作者:永江朗出版社/メーカー: 太郎次郎社エディタス発売日: 2019/11/25メディア: 単行本(ソフトカバー) この国に敷かれる独特というか異様な書籍販売制度である再販委託制――返品支払い付…

呉勝浩『スワン』(講談社)レビュー

スワン作者:呉 勝浩出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2019/10/31メディア: 単行本 力作だと思うが、空回り感もまた強い。冒頭のショッキングな殺戮の活写は伏線を仕込んだものとして必要、だというエクスキューズがだだ漏れで、これで読者の嗜虐的満足にア…

貫井徳郎『罪と祈り』(実業之日本社)レビュー

罪と祈り作者:貫井 徳郎出版社/メーカー: 実業之日本社発売日: 2019/09/05メディア: 単行本 ますますゴダードっぽくなってきたような。過去と現在を往還する構成は、割合ストレートに物語は進むものの、時代状況の大いなる蹉跌に翻弄された人間たちの焦燥と…

鯨統一郎『三つのアリバイ 女子大生 桜川東子の推理 』(光文社)レビュー

三つのアリバイ 女子大生 桜川東子の推理作者:鯨統一郎出版社/メーカー: 光文社発売日: 2019/11/19メディア: 単行本(ソフトカバー) とうとう終わってしまったこのシリーズ。最後は一応長編だけれども、まあ一連のシリーズの大団円だよね。まあもっと義賊っ…

方丈貴恵『時空旅行者の砂時計 』(東京創元社)レビュー

時空旅行者の砂時計作者:方丈 貴恵出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2019/10/11メディア: 単行本 令和元年の鮎哲賞。SF的設定をトリックに直結させて開き直っている印象なのが心地よい。ただやっぱり小説作りは生硬な感じだな。ロマンティックに終わら…

鯨統一郎『テレビドラマよ永遠に 女子大生 桜川東子の推理 』(光文社)レビュー

テレビドラマよ永遠に 女子大生 桜川東子の推理作者:鯨 統一郎出版社/メーカー: 光文社発売日: 2019/10/22メディア: 単行本(ソフトカバー) うーん、シリーズ完結直前作、っていっても、このシリーズにグランドフィナーレを求めているわけではないんだけれ…

深木章子『極上の罠をあなたに』(KADOKAWA)レビュー

極上の罠をあなたに作者:深木 章子出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2019/09/30メディア: 単行本 作者が初めて挑むピカレスクロマンだが、当然一筋縄ではいかない。ウラ社会のカラクリが、便利屋を狂言回しに、輻輳するギミックとして読者に提示されるが、…

米澤穂信『Iの悲劇』(文藝春秋)レビュー

Iの悲劇作者:米澤 穂信出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2019/09/26メディア: 単行本 バーベキューの話が一番面白かった。連作短編としてのオチは、さほどカタルシスを呼ばないのではないか。むしろ、ブラックユーモア調の体裁だったら、もっと目茶苦茶な終…

大野正人『失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!』(文響社 )レビュー

失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!作者:大野 正人出版社/メーカー: 文響社発売日: 2018/04/27メディア: 単行本(ソフトカバー) 夜明け前が一番昏い状況がずーっと続いているポンニチで、年明けに読んでなぐさめになるかなあ。ひとえにレイアウトのおかげで…