本日のエピグラフ
「(…)その証拠に欧米と違って日本では、画家が死ぬとその絵は一気に下がるのが普通です。(…)」(P190より)
エコール・ド・パリ殺人事件 レザルティスト・モウディ (講談社ノベルス)
- 作者: 深水黎一郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/02/08
- メディア: 新書
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ミステリアス | 8 |
アクロバット | 8 |
サスペンス | 8 |
アレゴリカル | 9 |
インプレッション | 8 |
トータル | 41 |
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手持ちのカードがある人は、遠慮なく切ってほしい、と思う。物語の外部から挿入される美術史が、とんでもないかたちで事件にかかわってくる、それまでの話運びは手堅いものの、「呪われた芸術家たち」をめぐるエコノミーの論理の酷薄さを、まざまざと印象付ける。