青木淳悟『このあいだ東京でね』(新潮社)レビュー

このあいだ東京でね

このあいだ東京でね



 “東京”の来歴と差異を探る短編。文学なのか小説なのかどうかわからないけれども、大状況が小状況と決定的な落差を無くしていく世界を描いているのは確か。