2015年4月版



フランスの新人さんの変速クライムノベルも愉しかったけれども、ここではドイツの新人さんのちょいエグコワいお話を推します。ツボだなあ、ホントにこういうの。ゴシック調の雰囲気を矯めようとするのが、逆に話を盛り上げるというか。メイの前作は、いい読み心地だった、という印象しかなかったけれども、今回のはリリカルな作風がハマるハマる。似たような話は先にあれど、小説の手触りが独特であれば満足。で、竹書房から出た大風呂敷スリラーは、外野の者であるワタクシは無邪気に愉しんでしまいましたが、プロパーの人たちには大味だったみたいね。


★★★★★…………面白い!
★★★★…………読み応えあり。
★★★…………一応、満足。


漆黒の森 (創元推理文庫)

漆黒の森 (創元推理文庫)

★★★★★


忘れゆく男 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

忘れゆく男 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

★★★★


★★★★