「SDGs」はこのままでいいのかな

 
 サイエンスというものが、部分・局所観察から、種の全体とその進化を対象とし始めたとき、エコロジーから自然主義が消え、計測主義的な破壊のシミュレーションと経済効率主義的な「SDGs」が全面化し始めた、というふうに感じているけれども、この著者の場合は、そこから希望の途を見出しているのだな。「脱炭素」のスローガンを批判してるけれども、それは効率主義の必然的帰結なんじゃないかねえ。